感謝の心を大切に、お客様第一の仕事を

昭和47年、知り合いの誘いでガス工事の仕事を始めたのは、私が21歳の時のことです。当時はガス管の取り替え工事や水取器の設置工事を中心に、ほとんどの仕事を手作業で行っていました。昭和57年に一人で「稲葉組」を立ち上げてからは、「家族を養っていくために仕事をしなければ」と、とにかく無我夢中の毎日。仕事を求めて日雇いの工事に出かけたりと、苦しい時期も過ごしました。
そんな中、仕事を増やしたい一心で、車両系建設機械と大型特殊の運転免許を取得したことが契機に。人手が足りない時には家族や友人の助けを借りながら、工事だけでなく検査や点検の仕事も請け負うなど、仕事の数と幅が広がっていきました。さらに若い世代の社員らが率先して仕事に取り組んでくれた甲斐もあり、今日まで一つひとつの仕事と実直に向き合い、お客様との信頼関係を築いてまいりました。
こうして時代とともに会社もガス工事の内情も変化してきましたが、「お客様からいただいた仕事に感謝し、責任を持って取り組む」という信念は、創業当時より変わっておりません。今後も若い世代を育て、より多くのお客様の期待に添えるよう、社員一丸で取り組んでまいります。